亡き人への祈り
亡き人とのご縁を大切に
追悼の祈りを捧げるひと時
ご供養とは、敬意をもってもてなすこと。
あなたの大切な方をいつまでも偲び続けられるようなご供養を心がけています。
年忌・法要・法事・追善・回向・慰霊など、何でもご相談ください。
お一人でもご供養はできますが、亡き人とご縁の深い方をお誘いになる場合は、その方と相談してご希望の日時と場所の候補をお決めいただき、住職の日程と調整して決定します。場所については、本堂、自宅仏壇、お墓、民営式場など、ご希望をお伝えください。
次に、決定した日時と場所を親族や参列者に伝えます。法要後の会食席を設けられる場合は、あわせてその案内も添えます。会食をお寺でされる場合は、事前にお申し込みください。
亡き人へのお供え物については、お寺からの指定はありません。亡き人が喜ばれる品を当日ご持参ください。
一般にはお花やお菓子、くだもの、お膳などをご用意される方が多いようです。
最近では、お寺の方で準備することも多くなっていますので、悩まれた際は事前にご相談ください。
お塔婆は、仏像や仏塔（五重塔）を造立するのと同等の功徳があります。
卒塔婆とも呼ばれ、長野の善光寺の頭部を特殊な形状（五輪）に彫刻した角柱型が有名ですが、お墓にはそれを薄く裁断した板型の塔婆を用いることがほとんどです。建立することは大いなる善行を積むことになり、その功徳を亡き人のために回し向けて、ご供養の祈りを刻みます。
当寺の境内にお墓がある方は、お墓での読経供養も合わせて行います。
墓所が離れている場合はお申し込みの際にご相談ください。
また、複数のお塔婆をお申し込みの場合は、施主名を添えてお申し込みをお願いいたします。
決定した日時と場所は、亡き人との「約束の時、約束の場所」です。ご縁のある方が一人でも集ってくださることは、亡き人にとって大きな喜びとなります。
本堂でのご供養をご希望の方には控え室をご用意いたしますので、お寺に到着されましたら玄関にて声をおかけください。
ご参集され、本堂の準備が整いましたら、亡き人の回忌に合わせたご供養の法要を執り行います。亡き人を招き、亡き人のために追って善行を積み、ご供養の祈りを捧げます。
ご法要の日を「忌日」とも呼びます。「忌」は身を清め慎むことで、亡き人の供養に専念する日という思いから「忌日」としています。法要終了後も、亡き人を思って過ごす一日、ということです。
会食（お斎供養）の準備をされた方は、そちらの会場に移動し、亡き人のことを思いながら食事をおとりになってください。
「墓石に布団はかけられぬ」と申しますが、私たちは追悼の法要を通して亡き人への感謝を伝え、「拝み」ともいわれる祈りを捧げることができます。
「拝み」は、亡き人のご恩をかみしめる「恩がみ」という祈りです。
手を合わせ拝むこと、お香を焚いてお供え物を捧げること、思い出を浮かべて偲ぶこと。
亡き人のためにできることを一つひとつ積み重ねて、追悼のご供養を捧げます。